ジャパン・ファッション・ウィーク(JFW)期間中の3月17日から19日まで、オーストリア大使館商務部及び、ウィーンのセレクトショップ「SIGHT」主催のファッション×アートイベント「ウィーン・オン・ザ・ ムーブ(VIENNA ON THE MOVE)」が東京・青山のライトボックススタジオ青山で開催される。
同イベントでは、オーストリアの首都・ウィーンにフォーカス。ウィーンは、今日のオーストリア人のみではなく、もっと広く異なった文化を持った人々によって長い年月をかけて育まれてきた街。会場では、それ故に大規模な移民・異文化問題がうずまくウィーンをホームベースとして活躍する9つのファッションブランドの16-17AWコレクションと、6人のコンテンポラリーアーティストによる“マイグレーション(移民)”をテーマとした作品が展示公開される。
ファッションは、13年にパリ ファッション ウィーク期間中に自身初のコレクションを発表後すぐにオープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)での取り扱いがスタートしたラニ・バゲリア(RANI BAGERIA)や、多数のファッションアワードを獲得し、15年パリの「AFA Showroom」でもコレクションを発表したディーエムエムジェイケイ(DMMJK)、クロアチア人と日本人のデザインデュオブランド・ブラダリック・オーマエ(BRADARIC OHMAE)などが参加。
コンテンポラリーアーティストは、3月から森美術館で行なわれる「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなた の声」にも出展するジュン・ヤン(JUN YANG)や、フォトグラファーやフィルムなどの分野でアート・芸術史・民族学におけるステレオタイプや人種差別の解釈に取り組むリーズル・ポンガー(LISL PONGER)などが参加する。
また、3月18日の16時からは、ウィーンで活動するブラダリック・オーマエ(Bradaric Ohmae)デザイナーの大前太郎とジュン・ヤンを迎え、キュレーターである国立ウィーン美術大学のアンドレアス・シュピーゲルとアート×ファッションの観点から“移民”についてトークセッションを行う。