伊勢丹松戸店が団塊ジュニアを深掘りして全館リモデル、10月2日グランドオープン

2013.09.26

伊勢丹松戸店が10月2日、全館リモデルしてグランドオープンする。伊勢丹松戸店は1974年の開業。今回のリモデルでは足元の商圏を今まで以上に深掘りし、従来からの団塊世代だけでなく、エリア内で増加傾向にある団塊ジュニア世代のファミリー層を新たなターゲトに据えている。「こどもが、まんなか」をキーワードに、親子三代に支持される地域百貨店の新しいビジネスモデルとなることを目指している。

リモデルにあたっては、地域ニーズにもれなく応えるため、顧客接点の拡大を重視。ギフト需要などの百貨店ニーズへはユニットショップによる自主販売などで対応する一方、百貨店が手薄な領域については有力専門店を導入して拡充を図る。また、自主運営部分と専門店部分の効果的な配置や、イベントプロモーションの連携などを通じて相乗効果を図る“ハイブリッド型”の店舗を目指すという。

フロア構成は館が地下1階から地上11階まで、新館は地上1階から9階まで。新館1階には全館を代表するイベントスペースを新設。帽子の「CA4LA」、化粧品の「ジョンマスターオーガニック」「エルバビーバ」「ダヴィネス」「SINN」、カフェの「ラ・メゾン アンソレイユターブル」、グローサリーの「北野エース」を新規導入。

2階・3階は団塊ジュニアのファミリー層を想定したカジュアル感覚のフロア。2階にはプレイスペースを併設した親子で楽しめるカフェ「スキップキッズカフェ」も新設。本館にはワールドが今シーズンよりスタートした自社ブランドの編集型ストアの「アンタイトルギャラリー」を始め、「キタムラ」「スワロフスキー」「ローラ アシュレイ」「キッドブルー」、ネイルサロンの「ネイルズユニーク」を導入。新館には「マッキントッシュフィロソフィー」「プラステ」「コムサスタイル」、アクセサリーの「マルラニハワイ」が新設される。

また新館6階に入る複合施設「ボーネルンドあそびのせかい」は百貨店初登場。団塊世代に向けては、新たに趣味を深める領域を展開。8階には常磐線エリアで最大級の約 1,800 平米、約 50 万冊の品揃えの「ジュンク堂書店」、「丸善ステーショナリー」が入り、12月にはアウトドアショップの「好日山荘」もオープンする予定。
薄井テルオ
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