2015-16秋冬にデビューし、今回で2シーズン目を迎える三陽商会のブルーレーベル・クレストブリッジ(BLUE LABEL CRESTBRIDGE)、ブラックレーベル・クレストブリッジ(BLACK LABEL CRESTBRIDGE)が10月19日、東京・虎ノ門のホテル・アンダーズ 東京52階のルーフトップバーにて2016春夏コレクションを発表した。クリエーティブディレクターを務めるのは三原康裕。
ウィメンズウェアを展開するブルーレーベル・クレストブリッジは、シーズンテーマを「ACQUIRE MARINE」と題し、正統派トラッドスタイルに、新たな発想のマリンエッセンスをプラスした。
デビュー時に、同ブランドの新アイコンとして印象付けた“クレストブリッジチェック”は、挿し色に春らしいピンクを取り入れ爽やかに進化。アイテムは、マリンコートやハーフ丈のトレンチ風ジャケット、プリーツスカートなどのウェアに加え、今シーズンからは新たにヘアアクセサリーやハンカチなど低価格の雑貨類も拡充し、スタイリング提案を強化する。
一方、メンズウェアを展開するブラックレーベル・クレストブリッッジは、ショーの前半を、ミリタリーかつエフォートレスなテイストを打ち出す「GENTLEMANLY NAVAL」、後半を、アイビースタイルをデニム素材でストリートスタイルへ再構築させた「ALTERNATIVE IVY」という2つのキーワードをシーズンテーマに掲げた。ウィメンズ同様、“クレストブリッジチェック”を用いながら、ブルー、ホワイトなど春夏らしいカラーとデニム素材を中心としたカジュアルなトラッドアイテムを展開。また、今季より国産素材にこだわった、スーツ2型、コート2型も発売する。
ショーの前に開かれた会見で同ブランド事業部長・内海嗣雄氏は、「三原康裕氏が監修に入った事により、シューズを含めたトータルコーディネートの提案が出来るようになった。市場においても、国内やインバウンドのお客様に加え、新たにファッション感度の高い層の幅が広がっている」と話した。今後は、更なるブランド認知拡大のために、テレビCMの全国放映、またブランドフェアや交通広告なども実施していく予定だ。