百貨店各社が12月の売上高を発表、阪急百貨店本店は40.7%増、大丸東京店23.4%増

2013.01.06
百貨店各社の12月の売上高が1月4日に発表された。三越伊勢丹は既報の通り98%と前年を下回ったが、10、11月に増床グランドオープンした店舗が売り上げを牽引した阪急阪神百貨店大丸松坂屋百貨店は増収を確保した。

11月21日にグランドオープンした阪急百貨店店の12月の売上高は前年同月比140.7%(阪急メンズ大阪含む)となり、10月25日に二期棟が完成し、売り場の8割がオープンした11月の148.8%に続き、2ヶ月連続140%台の増収となった。なお、阪神百貨店は前年同月比91.7%、支店合計では93.7%、エイチ・ツー・オー リテイリング全社合計で110.0%(神戸阪急を除いた既存店ベースで113.0%)となった。

J.フロントリテイリングは10月に増床グランドオープンした大丸東京店が前年同月比123.4%、大丸神戸店が8ヶ月連続で売り上げを伸ばし102.7%、松坂屋名古屋店も101.4%などと堅調に推移したが、他の主要店舗の売り上げは大丸梅田店97.2%、大丸心斎橋店95.1%、大丸京都店97.6%、松坂屋銀座店90.9%となった。
大丸松坂屋百貨店全体では対前年101%、百貨店事業全体では100.6%と5ヶ月連続で前年実績を上回った。

髙島屋は特選衣料雑貨、宝飾品などが好調で前年を上回ったものの、食品、婦人服が前年割れとなり、髙島屋単体14店舗で前年同月比97.5%、子会社含む18店舗合計で97.4%となった。地区別では関西地区9店舗で98.1%、関東地区9店舗で97.1%。
*数字はいずれも速報値
編集部
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