海外ファッションブランド協会(Overseas Fashion Brand Association)の会長に、ロロ・ピアーナ ジャパン山縣憲一社長に代わり今年1月から新たにエルメスジャポンの有賀昌男社長が就任した。
都内で行われた海外ファッションブランド協会新年会で挨拶に立った有賀新会長は「海外ファッションブランドを取り巻く環境は大変なスピードで変化し、ブランドの果たす役割も変わってきている。また、中国やアジアの影響で日本のシェアは落ちてきている。1996年から比べ、海外ブランドのビジネス規模は半分近くになっている。量的拡大から新たな質的拡大が求められ、新しい価値観を創造しなければならない難しいタイミングにある」とした上で、「できれば今年中に、ひとつだけでも具体的な成果を出したい。ブランドがコラボレーションを行い、たとえば、エリアや将来の有力な顧客となる学生たちなどに対して、ブランドの価値をしっかりと伝えることができるような機会を作っていきたいと思っている。海外ブランド全体で一致団結し、新しいムーブメントを起こしたい」と話した。
海外ファッションブランド協会はクリスチャン・ディオール、ドルチェ & ガッバーナ、ジョルジオ アルマーニ、ルイ・ヴィトン、マーク ジェイコブス、イヴ・サンローランなど、70近いブランド企業が会員になっている。