フランスの老舗ショコラティエ「イルサンジェー(Hirsinger)」が、銀座ブティックオープン1周年を迎える2013年のバレンタインコレクションを発表した。
「pour les enfants du mode ~世界中の子どもたちへ~」(10万800円)は限定1セットのみ。驚異の価格だが、ショコラの売り上げ以外はすべてチャイルドスポンサーに寄付される。「イルサンジェー」本店で100年ほど前から使用されていた箱に、メレンゲで白くコーティングされた「ル・ガレ」を15粒セットした。
200セット限定の「les amoureux du Jura ~ジュラへの愛~」(2万5,000円)は、「イルサンジェー」の冬限定ショコラ18粒と、1935年創業の筆記具ブランド「ジャン・ピエール・レピーヌ(Jead Pierre Lepine)」の芸術的なペンを三角形パッケージにセット。
限定100セットの「Sélection de tablette/オールタブレットセレクション」(3万5,000円)は、「イルサンジェー」定番タブレット全10種をアソート。カカオ本来の味を楽しめる。
「イルサンジェー」は、112年にわたり直系一族だけでレシピや製法を守り抜いてきた。パリ出店を熱望されながらも地元アルボアのみでの販売にこだわってきたが、2012年1月に世界初支店を銀座にオープンし話題を呼んだ。4代目当主のエドワール・イルサンジェー(Edouard Hirsinger)は、日本における人間国宝に匹敵する「フランス国家最優秀職人賞」を受賞。初代から「生きているショコラ」作りのため地元の採れたて素材のみを使用しており、銀座ブティックで販売されるチョコレートもすべてフランスで手作りされたものだ。