伊勢丹新宿店は、5月28日より日本の食と暮らしを紹介するイベント「チアアップ!ニッポン 日本の食と暮らし展」を6階で開催する。6月2日まで。同イベントは“日本の作り手と消費者をつなぎ日本を元気にしよう”という三越伊勢丹グループの取り組みの一環で企画され、全国各地の多彩な商品を取りそろえる。
世界無形文化遺産にも認定された“和食”の肝となる出汁。「神宗グロッサリー」は日本の食文化を語るのに切っても切り離せない出汁文化を伝えようと、出汁6種・味噌6種・具3種から好きな物を組み合わせた108通りの中から“マイ 味噌汁”を作れる味噌汁バーを出展。デミタスカップサイズのお椀(小椀)が用意され「味噌汁セット」(小椀3杯とお椀1杯、300円から)、「おにぎりセット」(小椀6杯とお椀1杯、おにぎり2個、600円から)をイートインできる。通常この商品を紹介している地下1階グローサリーでは、店頭には並び切らない商品もあるが、本展ではフルラインアップを取りそろえる。
究極の手巻き寿司を目指し、酢「飯尾醸造」・醤油「ミツル醤油」・海苔「成漬海苔」・米「隅田屋」がコラボレーションしたイートインブースでは、好きなご飯や調味料を選んで“マイ 手巻き寿司”を作ることが可能(12時整理券配布、13時スタート。参加費800円)。手巻き寿司のメインである具材ではなく、調味料や海苔など具材以外の味覚を楽しむ一風変わったスタイルだ。調味料は「ほぼ日刊イトイ新聞」から生まれた料理番組「調味料マニア。」がセレクトした。
お酒がその場で飲めるバー・イートインスペースも用意。1970年代生まれの若手醸造家7人が上質なワインを求めて立ち上げた「アサンブラージュ(Assemblage)」はワインの飲み比べやボトリング体験を通して日本ワインの魅力を伝える。長野県の米どころ佐久地区の若手醸造家13人による次世代日本酒プロジェクト「SAKU13」は、米の栽培から手掛けたという吟醸酒「SAKU13」を提供する。
この他にも、いけすを設置し生きたホタテを販売する「ヤマキイチ商店」や遠心分離機を使った密しぼり体験としぼりたて蜂蜜の即売会を行う「ラベイユ」、日本最北・礼文島で獲れた生ウニ・焼きウニをその場で提供する「さっぽろオータムフェスト」など、会場内でしか感じられないモノ・コトを提供する。
リビングアイテムは、次世代の生活文化を創造していくことをテーマに少量生産で商品を展開する新潟発の地域ブランド「百年物語」から「猪俣美術建具店」の小箱「麻ノ葉十二角小箱 桜」(4万9,496円)、黒檀製の名刺入れ(1万円)とルーペ(5,000円)、「オークヴィレッジ」からは無垢材でできた家具や玩具などが販売される。