横浜赤レンガ倉庫は、5月6日までドイツの春祭りを再現したイベント「ヨコハマ フリューリングス フェスト(YOKOHAMA FRUHLINGS FEST)2014」を開催している。
会場に足を運ぶとまず目に入るのが、「FRUHLINGS FEST」のサインボード越しに見える全長30mの巨大ビールカウンター。本イベントは昨年に続き2回目の開催となるが、前回と大きく変わった演出がこのカウンター。また環境先進国であるドイツにならい、繰り返し使用可能なリユースカップを導入。環境に配慮した。
カウンターバーの後ろにある大型テント内にもビールカウンターがずらりと並び、場内には長テーブル・長イスが所狭しと置かれている。中央ステージでは連日ドイツ楽団の生演奏が行われ、5月1日は限定で「日独協会」によるダンス教室も開催された。
会場では、ドイツビールや神奈川の地ビール約70種が味わえ、今回は特別に限定で樽詰めされた、ドイツの春限定ビール「フリューリングボック」を国内最速で提供。またドイツ産ワインやフルーツを器にしたカクテル・ジュースも販売している。
フードゾーンでは、ドイツにちなんだ食品をバラエティー豊富にラインアップ。お馴染みのソーセージの他、ムール貝、アイスバイン(塩漬け豚肉の煮込み)、ドイツ風サンドイッチなどがあり、特におすすめというのが、ドイツで“春の訪れを告げる野菜”として親しまれているホワイトアスパラを使った、キッシュなどのメニュー。これは日中でも売り切れが出るほどの人気ぶりだという。また甘いクリームチーズの入ったプレッツェル、アプリコットクーヘン、ワッフルなどのスイーツも用意している。
今回はゴールデンウィークに合わせ、家族で訪れても楽しめるよう企図し、子供が遊べるアトラクションゾーンを横浜港に面する開放的な場所に設置。ジャンプやアクアボートなど、五つの遊戯コーナーを設けている。この他にも、ドイツの食品や、雑貨を販売する物販ゾーン、お菓子やアクセサリー作りを体験できるワークショップコーナーも置かれている。また同時期に1号館3階で開催中の「名探偵コナン連載20周年記念 コナン展」と連動した特別ブースでは記念撮影を行うことができる。
「昨年は会期中に約46万人もの方々が足を運ばれた。天候に左右されるイベントだが、今年も現時点での来場者数は昨年とほぼ同じペースだと思う。今回はアトラクションゾーンを設け、コナン展の開催とも重なったため、ゴールデンウィーク後半は家族連れでにぎわいを見せるのでは」と、赤レンガ倉庫の広報担当者。