伊勢丹新宿店初となるブラジルの魅力を打ち出す全館キャンペーン「アブラッソス・ド・ブラジル ブラジルの抱擁」がスタートした。ブラジルのファッションや文化、アート、食、音楽などを幅広く紹介。期間中、館内でのライブイベントなども開催する。5月6日まで。
本館2階ザ・ステージ#2では、1870年創業のブラジルでは最も古い薬局「グラナード(GRANADO)」が日本初出店し、ブラジルの植物やフルーツなどの天然素材を使用したソープやクリーム、フレグランスなどのビューティーアイテムを取りそろえる。また、「スポーティー&トライバル(SPORTY & TRIBAL)」をテーマに、ブラジルの若手デザイナーブランドも紹介。多彩な色使いが特徴の「オスクレン(OSKLEN)」のプリントドレスやこの春夏にデビューしたビーチウエアブランド「スキンビキニ(SKINBIQUINI)」のビキニなどが並ぶ。
本館地下1階フード・コレクションでは、ラモス瑠偉がプロデュースするブラジル料理店「カリオカ」が同店初出店。ポン・ジ・ケージョやフェイジョアーダなどブラジルの定番料理を紹介する。実演ブースもあり、出来立てを食すことが可能。この他にも、「ソウラ トウキョウ(SOLA TOKYO)」「クローバー(CLOVER)」ではブラジル産コーヒーを使用したプリンやエクレアを販売する。
キャンペーン初日の30日朝には、同店でオープニングセレモニーが開催された。セレモニーにはブラジル輸出投資振興庁社長のマウリシオ・ボルジェス、駐日ブラジル大使館大使のアンドレ コヘーヤ・ド・ラーゴ、漫画家のマウリシオ・ヂ・ソウザ、三越伊勢丹ホールディングス代表取締役社長執行役員の大西洋などが出席した。
大西氏は「これほど大きくブラジルをフィーチャーするのは伊勢丹として初めて。世界のライフスタイルを伝えるため様々な国のリサーチをしているが、今後は南米のカルチャーが注目を集めると見据えてこの企画を展開した。東京近郊以外の顧客の来店が見込めるゴールデンウィーク中の開催することで、より多くの方にブラジルの魅力を伝えることができればと考えている。ワールドカップやオリンピックムードに終わらず、今後も引き続き展開していきたい」と語った。
今年はFIFAワールドカップ、2年後にリオデジャネイロオリンピックを控え、世界が注目するブラジル。2015年に日ブラジル外交関係樹立120周年を迎える。