資生堂は9月10日、マーケティング改革第3弾として新生するメイクアップブランド「マキアージュ(MAQUillAGE)」の発表会を資生堂銀座ビルで実施した。
同社が開発に向け20・30代の女性に意識調査を行ったところ、現況では半数以上がメイクアップを「身だしなみ・習慣」(51.0%)として捉えているが、本心では「楽しみ・上がる」(48.3%)ためにメイクをするのが理想だと考えていることが判明。またリーマンショック等による閉塞感があったムードから脱却し、女性達は「前向き・攻め」の姿勢へと転じていることも明らかになったという。
新マキアージュは、「可愛い」だけでなく「華やかさ」「艶っぽさ(セクシー)」を求めるようになった女性達に向け、「ほのかな艶・色っぽさ」をプラスしてワクワク感を楽しめるメーキャップを提案する。自分の中に眠る「女度」をグッと上げる「レディ」がキーワード。既存イメージよりクールでグラマラス、かつエレガンスを備えた比類ないブランドとしてマキアージュを進化させていく。
第1弾として、11月21日に「ドラマティックルージュ」(ノープリントプライス)を発売。13万通りの配合により見出された美容オイルをそのままリップスティックにし、潤いを閉じ込めつつクリアな発色とツヤの持続効果、なめらかなテクスチャーを兼備する口紅が誕生した。
会場には広告モデルに継続起用された水原希子が登場。「そろそろ『ガール』は卒業。上品で清楚、おちゃめなところもある『レディ』が理想」と水原さん。ドラマティックルージュについて「唇が乾燥しがちな撮影現場でもリップクリームいらず。キーカラーの『イノセントグラマー』は大人っぽいけれど透明感あるレッドで普段から愛用できる」と語り、チャーミングな投げキスで会場中を魅了した。
新モデルに起用された長谷川潤も登場する広告は、11月中旬よりテレビや雑誌、ウェブなどで展開。店頭販売は全国ドラッグストアやデパートなど約1万1,000店で行い、韓国やシンガポールを始めとするアジアの9の国と地域でも発売する。