9月10日から23日まで、伊勢丹新宿店本館3館で「エシカル ファション プロジェクト イン イセタン(ETHICAL FASHION PROJECT IN ISETAN)」が開催される。
エシカルとは日本語で「倫理的」。同店ではそれぞれのブランドが「どういった背景のもと商品を作っているか」「どういう活動をしているか」、そして、「ブランドが考える倫理感」に着目し、それらを消費者に伝えるべく、映像やデザイナー達の手紙も使った演出を行う。
展示会場は2ヶ所。一つはウエストパーク。ここでは、リメイク・リユース商品が展開される。廃材プルタブを再利用して製品を作る「ボトルトップ(Bottletop)」のバッグ3型(1万9,000円、3万9,000円、11万3,000円)、ペットボトルを溶かして作った生地などを使ってウエアやバッグを生み出す「クリストファー・レイバーン(Christopher Raeburn)」、バナナ繊維を再利用して作った生地で作る「ミッチドルチェ(Mich Dulce)」のカチューシャ(5万1,000円)など、製法も見た目も個性的なアイテムがそろう。
もう1ヶ所のインターナショナルデザイナーズウェストで紹介されるのは、生地の生産工程の一部をアフリカで行うことで、現地で生活する人々の産業を支援している「ステラジーン(Stella Jean)」の最新コレクションだ。
タヒチ出身のデザイナーが手掛ける同ブランドは、原色と原色、柄と柄の掛け合わせなど、インパクトあるデザインが特徴。今回注目のアフリカンファブリックを使った「オンリー・エムアイ(ONLY MI)」のスカート(7万3,000円/9月17日発売予定)も、大胆な柄が踊る美しいデザインの1枚だ。
会期中、ウエストパークでは、ペットボトルが商品になるまでのフローが見える展示を行うなど、会場全体を使って“エシカル”を表現する。買い物を楽しみながら、エコや環境問題についても学べそうだ。