デザイナー柏崎亮によるエンダースキーマ(Hender Scheme)が、2017-18年秋冬コレクション“CONTEMPORARY”を発表。6月初旬から順次、旗艦店の「スキマ」(http://online.henderscheme.com/)と全国の取り扱い店舗にて発売される。
同コレクションでは、選び抜かれた上質の素材を使用したさまざまなタイプのシューズを始め、レザーウエアやバッグシリーズ、ステーショナリーグッズ、壁掛け時計などのインテリアグッズまで、幅広いラインアップを展開する。
シューズでは、毎シーズン1型ずつ発表されるオマージュライン「manual industrial products」に、スリッポン(4万6,000円)が登場。アッパーは仕上げ前の状態でバフ加工を施したカウレザーを採用。ソールを包み込むマットガードは、仕上げの異なるカウレザーを切り替え、甲サイドのゴムは伸びにくくするために倍の幅のテープを真ん中で折り込んでいる。ニュアンスのあるナチュラルカラーと柔らかいタッチのレザーは、コーディネートを格上げするポイントとなりそうだ。その他、大きなバックルとラビットファーをアッパーに配したミュール「clasp mule」(4万4,000円)や、定番の「cheak」をカウのハラコで製作したミュールの「cheak hair」(4万1,000円)など、秋冬シーズンに向けてソックスと合わせやすいようにアレンジされたシューズも展開される。
先シーズン初めて発表されたウエアラインでは、ライダースジャケット(21万円)に新カラーのブラックがお目見え。鞣しや原材料、加工の仕方によってテクスチャーや色のトーンが異なるヌメ革の特徴を生かし、ホース、ディア、カウなど4種類のレザーを適材適所に使用。陰影や立体感がそれぞれ異なる絶妙な一着に仕上がっている。さらに、壁掛け時計「clock」(1万5,000円)や、多機能バックパック「functional back pack」(3万4,000円)に加え、使うごとに風合いが増すペンケース「fudebacco」(1万4,000円)やカードケース「tiny envelope card case」(1万2,000円)など、身近に置いて経年変化を楽しめるアイテムも豊富にそろう。
エンダースキーマは、2010-11年秋冬シーズンにローンチ。ジェンダーを超えて自由にデザインすることをコンセプトに掲げ、東京・浅草のアトリエを拠点にシューズやレザーグッズを中心としたユニセックスプロダクトを展開している。コレクションの全ては、エンダースキーマオフィシャルサイト(http://www.henderscheme.com)にてチェックできる。