10月25日はピカソの誕生日です

2013.10.25

画家のパブロピカソ(Pablo Picasso)は1881年10月25日生まれ。スペイン・マラガ出身。1973年4月8日、91歳で逝去。

美術教師の父と、幼なじみだった母との間に生まれる。幼い頃から父親に絵画を学んでおり、1892年に地元の美術学校に入学した。95年にバルセロナの美術学校に、97年には王立サン・フェルナンド美術アカデミーに入学し、在学中から様々な賞を受賞した。

1900年からパリで活動を始める。この頃は親友の死に影響され、暗青色を基調とした作品が多い「青の時代」と言われている。04年には新しい恋人を得て、サーカス芸人などを明るい色調で描く「バラ色の時代」、07年に『アビニヨンの娘たち』などが生まれた「アフリカ彫刻の時代」を経る。

09年頃に、セザンヌの作品とその絵画理論に触れ、ジョルジュ・ブラック(Georges Braque)とともに「キュビズム」探求を始める。第一次世界大戦中には写実的な肖像画を描き、20年にモニュメンタルな古典的裸婦像を制作するなどして「新古典主義時代」を迎える。25年頃からは「シュルレアリスム」の影響を受け、化け物のようなモチーフが描かれた。36年にスペイン内乱が勃発し、翌年にスペインのフランコとファシズムの暴挙に抗議して『ゲルニカ』を制作。

第二次大戦中はパリに留まり、戦後に南フランスに居を構え、カンヌになどで活動。晩年はそれまでの集大成とも言える様々な画風の作品を残し、自画像も多く手掛けた。73年4月に肺水腫により死去。生涯におよそ1万3,500点の油絵と素描、10万点の版画、3万4,000点の挿絵、300点の彫刻と陶器を制作したという。

ロベール・ドアノーが撮ったバスクシャツと呼ばれるボートネックのボーダーカットソー姿が有名。
編集部
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