「ヒロココシノ(HIROKO KOSHINO)」14SSコレクションが、恵比寿ザ・ガーデンホールにて発表された。デザイナーは小篠弘子。テーマは「光と影の物語」。
赤や青、黄色などカラフルな建物が並ぶ街の景色をメインモチーフに、着物のように平面パターンで構成されたふんわりとしたワンピースでショ―がスタート。タイツにも、窓の柄をプリントし、カラフルなアンクルストラップサンダルを合わせた。グレーを基調に、オレンジやエレクトリックブルーを組み合わせ、サテンやラメ生地の質感で未来的なエッセンスも加えている。
中盤は、純白のコットンドレスやワンピースが続いた。裾には窓のような四角いカットワークが施され、何層にも重ねたフリルやドレープが立体的なフォルムを生んだ。クールな印象のブラックジャケットやワンピースには、白の切り替えや、ビジューのブローチがアクセントとなり、上品さと女性らしさが表現された。
ラストは深いブルー、ブラウン、カーキの光沢ある生地を使用したドレスが登場。折り紙のように生地を折り畳んで作ったフォルムに、大きなリボンによって少女らしさを演出。光と影を表現する対照的なカラーを組み合わせた、今シーズンの象徴とも言えるルックで締めくくった。