お仕事体験テーマパーク「カンドゥー(Kandu)」が12月20日、イオンモール幕張新都心ファミリーモールにオープンする。日本第1号となる同店には、子供からシニア世代までが楽しめる35のベニュー(パビリオン)と、テーマパークとしては国内最大の530席のフルサービスレストランが併設されている。「キッザニア」を手掛けたルイス・ラレス・ゴエティがコンセプトクリエーターを務めた。
施設内へは架空の発明家デューク・ジュリアン・サガモンドのラボをイメージしたという広間から、大きな鍵穴をくぐることで入場する。これは“別世界への入り口”を表現したもの。
そして施設内は六つのエリアに分かれている。イタリアの街並を再現した「ラ・ピアッツァ」の中央には巨木がそびえ立ち、周りに「オランジーナ」や「JINS」のベニューが並んでいる。目玉は「オンワード樫山」協賛のファッションコーナー。衣装はすべて特別デザインのもので、気に入ったドレスを着用し、ファッションモデルとしてのトレーニングを行う。
フランスの街並を再現した「フレンチ・クオーター」は真っ赤な建物が特徴的。味の素「クノール」や「毎日新聞」の他、デンタルや新生児看護のアクティビティーなど、メディカル系のベニューが並ぶ。魔法にかかった不思議な村という設定の「マジック・ビレッジ」では、千葉の住宅メーカー「新昭和」のベニューや、「ガリバー」協賛のボルダリングで遊ぶことが出来る。劇場と観客席が広がる「カンドゥー・シアター」では、台本を読みながらリハーサルを行い、俳優・女優になりきって劇を演じるという、表現力や演技力が育まれるアクティビティーも。
50年代のアメリカをイメージした「アメリカン・ダイナー」には、「文化放送」のラジオ局や「ゼブラ」のアートアカデミーが。また、千葉県警協力のもと警察署と牢屋が再現され警察官になって街をパトロールするアクティビティーも用意。飛行機や宇宙をフィーチャーした「コズミック・ゾーン」では、「富士通」のロボットを展示しているラボラトリーや、「JAXA」の管制室のクルーになって、ロケット発射の瞬間を体験出来るというアクティビティーも。「日本航空」のベニューには、航空機誘導員用の大画面とフライトシュミレーターが設置されている。
カンドゥージャパン代表取締役社長の越純一郎氏は「単なる娯楽施設ではなく、あくまでも教育施設として運営したい。嫌なことを無理矢理させるのではなく、楽しそうだから思わずやりたくなる“お仕事”を体験して欲しい」と語った。