フランス国鉄の倉庫だった、フレイシネ・ホールを会場にショーを開催したトム ブラウン ニューヨーク(THOM BROWNE. NEW YORK)の15SSメンズコレクション。
隆々とした筋肉を表現したスーツと、ロボットのように直線的で強い肩が特徴的なスーツが交互に登場。それぞれが無数のパーツで構成され、パイピングを施したり、パーツごとにプリーツをかけたりと凝ったアイテムがそろう。
モデル達の頭には空軍用の略帽のようなキャップが乗り、顔には透明の仮面。まるでテレビシリーズのサンダーバードの様だ。
シアサッカーやチェックなどのベーシックなファブリックの他に、色違いでパピヨンモチーフのプリントが使用され、蝶の形に切り抜いたパーツを無数に縫い付けたソックスやジャケットも見られた。
最後まで、息つく暇を与えないほどの力作ぞろい。トム・ブラウンらしいクチュール&ビザールな世界観は健在だった。