東京・六本木のIMAギャラリーにて、フォトグラファー・石川直樹の写真展「マカルー(MAKALU)」が8月20日より開催される。
石川はエベレストに23歳で初登頂し、2011年再び登頂に成功。世界最高峰「チョモランマ(Qomolangma)」、その隣に位置する世界第4位の高峰「ローツェ(Lhotse)」、精霊の山とも称される「マナスル(Manaslu)」など標高8000m以上の山々で撮影した作品を次々と発表してきたが、今回の「マカルー」(8463m)はヒマラヤシリーズの最終章となる。
世界第5位の高さを誇るマカルーに中判フィルムカメラを持参し、極限状態での撮影を試みた。雪山や氷河、遠征で用いた地図やマカルーの峰を意識した山形のユニークなインスタレーションなどが会場に展示され、石川が見てきた世界が体現される。
9月24日20時より石川のトークショーが開催され、ワークショップも実施予定。IMAブックスには石川の写真集やヒマラヤ遠征に持参された書籍がそろい、キーホルダーやポストカード、イエティやヤクのぬいぐるみなどオリジナルグッズも発売。
1977年生まれの石川は、2000年に北極から南極を人力踏破、01年に七大陸最高峰登頂を達成。以来、移動や旅をテーマとする作品を撮り続けている。
【イベント情報】
石川直樹写真展「マカルー」
会場:IMAギャラリー
住所:東京都港区六本木5-17-1AXISビル3階IMAコンセプトストア内
会期:8月20日から10月5日
時間:11:00から22:00
入場無料