香港のアートギャラリー「アイショウナンヅカ(AISHONANZUKA)」にて、香港初となる山田周平の個展「X」が8月31日まで開催されている。
本展では、国や権力、個人という形式に深く関係したモチーフが登場。虐殺者と呼ばれた古今東西の独裁者達を素材に、モーフィング(平均値化)を用いて作られたポートレートを始め、架空の国家を連想させる国旗をモチーフにした立体作品、刑務所を連想させるミニマルアート調に並べられたスチールパイプ製の作品、暴力や武力、群衆を想起させるペインティングなどを発表する。
山田は1974年滋賀県生まれ。2000年青山スパイラルのSICF展及び03年群馬青年ビエンナーレ入選、10年ゲイサイ(GEISAI)金賞受賞。東京のみならず台北やニューヨークなどで個展を開催し、2013年開催のアーモリーショーでは「アメリカ」というテーマのもと催されたフォーカス部門に唯一の日本人作家として選出された。
山田周平個展「X」
会場:アイショウナンヅカ
住所:13A, REGENCY CENTER phase1, 39 Wong Chuk Hang Rd, Aberdeen, Hong Kong
会期:8月1日から30日
時間:12:00から19:00
休廊日:日・月曜日、祝日