伊勢丹新宿店本館、メンズ館各階で、8月27日から、様々な「月待ち講」のイベントが開催されている。
「月待ち講」とはもともと宮家の家庭行事で、日々、形を変える月を鑑賞することを楽しむというもの。満月のみならず、三日月、上弦の月、立待月、居待月、寝待月と、1夜ごとに欠けてゆく月を愛でれば、毎日の生活はより美しく彩られるものだ。
8月27日から9月23日には、本館地下1階 フレッシュマーケットには、キャビアやバリックサーモンを展開する「キャビアハウス&プルニエシーフードバー」と、同店本館のパテ専門店「my patey」がタッグを組んで作り上げた「月待ちコラボプレート シャンパーニュ ブリュット(グラス1杯付き)」が登場(各日20点限り・1人前3,612円)。
また、9月10日から16日に掛けて、同フロア「粋の座/和酒おもてなしカウンター」では、秋の夜長に似合う豊潤な香りの「真野鶴 大吟醸 万穂(725円)」など4種類の日本酒がお目見えする。
ゆっくりと時間を掛けて至福のひとときを満喫したいなら、9月9日に同店本館7階レストラン街「イートパラダイス」のマクロビオティック料理「チャヤマクロビ レストラン」で供される「月待ち講スペシャルディナーコース」を堪能するのも粋である。テラス席で満月を眺めながら、月の満ち欠けになぞらえて造られるビオディナミワインとマクロビオティックのマリアージュを楽しめば、美しい月をより身近に感じることができそうだ。
月そのものへの関心が高いなら、9月6日に同店屋上のアイ・ガーデンで開催される「天体観測会ーお月さまをみようー」(お子さま1人につき1,500円)へ参加するのはどうだろう。天体望遠鏡で夜空を眺めながら、日本古来の風習であるお月見や秋の星座について学べる楽しい講座だ。
更に、自宅で月待ちを楽しむためのスイーツや器、雑貨もそろう。同店メンズ館8階イセタンメンズレジデンスでは、風流を楽しむ紙タイプのお香「アルメニアペーパー」(3,300円)を販売。ホームパーティーのおもたせなら、同店本館地下1階 カフェ エ シュクレに登場する、月見を想起させてくれるスティックラスク「USAGI」(1,500円)がおすすめ。「旨の膳」の「うさぎのお月見あんまん」(186円)、「兎の蒸し餃子」(800円)も季節感たっぷりの雅な品だ。
宴を満喫したいなら、同店本館5階で8月27日から開催される「陶ISM」でお気に入りの酒器を見つけるのがイチオシ。更に和洋食器売場に登場する、秋のテーブルに彩りを添える「月の鉄器」(2万2,000円)などの名作は、観賞するだけでも月見気分に酔いしれられること間違いなしだ。