「ほぼ日刊イトイ新聞」は、「ほぼ日手帳2015年版」を9月1日から発売する。
今年は文庫本サイズで1日1ページ書き込む「オリジナル」、A5サイズの「カズン」、ウォレットサイズの週間手帳「WEEKS」、英語版の「Hobonichi Planner」に加え、半年単位で記録ができる分冊版「avec」が初登場する。
「オリジナル」「カズン」では、より見やすくするために薄めの配色に変更し、日付けをカズンの表示に統一。大人らしいすっきりとした手帳に仕上げた。さらに、それを1月から6月の前期、7月から12月の後期に分けたのが新登場の「avec」だ。サイズは「オリジナル」と「カズン」の2種類で展開。そのほか、アーティストや日本の伝統芸能、有名メーカーとのコラボレーションしたカバーが、多彩なバリエーションで展開される。
中川翔子とコラボした「マミタス」(4,000円)は彼女の愛猫の顔をイラスト化したもの。売り上げの一部は動物保護活動に寄付される。松本大洋とコラボした「ボールのようなことば。」(2,400円)は同名の文庫本の装画をクロスにプリントして、キャンバスのような手触りを再現した。写真家の石川直樹とコラボした「HIMALAYA」(6,500円)は、7大陸最高峰の山々に登頂した際に撮影した写真を使用。絵本作家の荒井良二デザインの「ここをくぐると、願いが音になるんだそうです。」(4,000円)では、人と動物が共存する「ユートピア」をイメージした作品を、このコラボのために描き下ろしている。
他にも、テレビゲーム「MOTHER2―ギーグの逆襲」とのコラボも実現。「MOTHER2 Onett」(4,400円)はゲームを遊んだ人に喜んでもらいたいと、同作品のデザインを手掛けた糸井重里の方針のもと作られた。カバーには、ゲームで登場する町「オネット(Onett)」と「くちばし岬」がデザインされている。特典として、「どせいさんフォント」がプリントされた、赤い「どせいさん下敷き」も用意した。
毎年人気のコラボ「ミナ ペルホネン(mina perhonen)」と「アンリシリーズ」も登場。コラボ5年目となるミナ ペルホネンの「sometimes lucky」(6,500円)は、カバーに隠された四つ葉のクローバーが特徴。「hana hane」(6,000円)はブランドを象徴する蝶がカラフルな色彩で描かれている。定番の「tambourine」(8,000円)はデザイナー皆川明の「まだ知られていない表情を引き出してみたい」という思案のもと、ブランド初となるオレンジのネオンカラーを採用。「piece,」(1万4,000円)はミナ ペルホネンの破棄生地を集めて作られたもので、「colorful mix」と「dark mix」の2アイテムが登場する。一方の6年目を迎えた「アンリシリーズ」の「〈ESSENCE〉CAFFE」(4万円)は、イタリアの革職人アンリ・ベグランが手がけた愛着のわくデザインが特徴。カバーの留め具がベルト式に変更され、しおりの先には竹製のチャームが付けられた。
日本が世界に誇る伝統技術を用いたメイドインジャパンの手帳からも2アイテムが販売を予定。「十布 tenp02〈刺子織〉紺」(6,000円)はイラストレーターの福田利之がデザインを手がける「十布(テンプ)」とコラボしたもの。手帳カバーには、日本で唯一の刺子織職人である大峽健市が織った布が用いられている。一方、「Coohem TWEED Red」(9,000円)は山形県にある米富繊維のニットブランド「コーヘン(Coohem)」とのコラボしたジッパー付きの手帳。材質や色、形状の異なる5種類の糸を“交編”と呼ばれる技術で編み込み、立体感や鮮やかな色彩を生み出した。
「ポーター(PORTER)」と共同製作した「Base」(1万5,000円)は、ほぼ日手帳初のオリジナルとカズンの両用カバー。ポーターの定番スタイルであるナイロン生地のバッグをイメージしてデザインされた。ダブルジッパーで開閉でき、収納ポケットも充実しているため、使い勝手は抜群。クラッチバッグのように持ち歩くこともでき、付属のベルトで肩かけバックとしても使用できる。
今年の「ジッパーズ」は肌ざわりが特徴のラインアップ。「ORCIVAL マリンストライプ」(6,500円)はリヨンのマリンウェアブランド「オーシバル(ORCIVAL)」のコットン生地を使用。おそろいのボーダーデザインのシャツがオンラインショップにて販売される。「fog linen work シャンブレーシアン」(6,000円)はリネンなどの生活雑貨を扱う「フォグリネンワーク(fog linen work)」とコラボしたもの。オリジナル向け「シャンブレーシアン」、カズン向け「シャンブレーレッド」の2種類を用意し、淡い風合いのカラーが印象的。「フェイクファー」(7,500円)は、グレーのうさぎの毛をイメージしたデザインカバーを採用し、滑らかな肌ざわりがポイントとなる。
今回初登場する「ザック(SSACK)」(1,200円から)は、1枚のシートを手帳に巻いてカバーにするという発想から生まれたシリーズ。伸縮性のある柔らかいシリコン樹脂はさわり心地抜群。手帳巻いたあと、端をマグネットで留める仕様になっている。その他、ペンホルダーやカードポケット、しおり、マーキングフラップを用意。カラーはオリジナル向けがブラック、ミント、レッド、イエローの4色。カズン向けが、ブラック、ピーチ、ブルーの3色で展開する。
「Hobonichi Planner」(3万1,500円)は「アーツ&サイエンス(ARTS&SCIENCE)」と共同製作したもの。15年版では、「Hobonicho Planner」用のカバーがジッパータイプになって登場。シンプルな機能にこだわりながらも、食事の約束や食べたものを書き留めるディナーマークの追加など、さまざまな改良を本体に施した。素材にはトスカーナ地方の職人が植物の皮や実などから抽出したタンニンでなめした革を使用。カラーは、オレンジ、ワイン、グリーン、ダークネイビーの全4色で展開する。
ほぼ日手帳は全76種類のラインアップで9月1日から全国のロフト、および“ほぼ日手帳2015 WEB SHOP”にて販売する。なお、店舗によっては一部取り扱いのない商品もある。