アレクサンドル・マイゼッティとセバスチャン・リキの2人による「コミューンドゥパリ(COMMUNE DE PARIS)」は、マレ地区のギャラリーにてプレゼンテーション形式で15SSメンズコレクションを発表。
2010年のブランド設立から、5周年を迎えた記念すべきコレクションとなった。革命政府パリコミューン誕生の年、1871年のパリをブランドアイデンティティーとして掲げながら、職人による伝統技術と、現代的なアートコンセプトをクリエーションに昇華させたスタイルは、フランスのみならず世界中から支持を集めている。
シアサッカーのブルゾンやプリントのブルゾンなど、ユニークな素材使いとアイデアが感じられ、シャツのヘムやリブの色使いなど、細部にまで独自のこだわりを見せている。カジュアルだが、パリジャンらしいシックな雰囲気と、フランスらしい柔らかさと、しなやかさを感じさせるコレクションとなった。
コミューンドゥパリはこれまで、陶器の食器を主に扱うブランド「アスティエ・ド・ヴィラット(Astier de Villatte)」や時計ブランド「リップ(Lip)」など、様々なコラボレーションを行っているが、今シーズンは、ヨーロッパ刺繍でブローチやワッペンを製作するブランド「マコン&レスコア(Macon&Lesquoy)」とのコラボレーション刺繍ブローチが発表された。