今年20周年を迎えるアニメ「エヴァンゲリオン」が日本のアパレルブランドとコラボレーションしたファッションアイテムが限定発売されるポップアップショップ「エヴァンゲリオン:新宿伊勢丹版」が伊勢丹新宿店本館2階TOKYO解放区及び、ステージ#2で3月18日から24日の7日間開催される。
物語の舞台設定が2015年ということも相まって記念イヤーとなる今年、エヴァンゲリオンを盛り上げていこうと企図する流れで、ファッションブランドを集めた物販イベントが実現。「リアルタイムで『エヴァンゲリオン』を観ていた世代が今30歳前後となり、好きなものにお金をかけられるようになって購買意欲が高まっている。伊勢丹だからこそコラボできるブランドと組む企画を先方に提案させていただいた」と担当バイヤー。
ステージ#2のでは、「エックスガール スポーツ(X-girl sports)」「ユージュ(Yuge)」「ダブルスタンダード クロージング(Double Standard Clothing)」の3ブランドのコラボアイテムを展開。三越伊勢丹が全社キャンペーンとして掲げる「this is japan」の一環で、アニメなどのジャパンコンテンツと日本のブランドを掛け合わせた。
エックスガール スポーツからはエヴァの舞台である「第3新東京市」の風景をグラフィック化したプリント、あるいは劇中に登場するNERVマークを迷彩柄にアレンジしたプリントが施されたスポーティなジャケット(1万8,000円)、ショートパンツ(7,800円)のセットアップや、「エヴァ」の作品中の名ゼリフを英字化し「エックスガール」のシンボル的デザインBOX型ロゴに落とし込んだTシャツ(6,000円)など。「ユージュ」は今年のコレクションラインにさり気なく「NERV」というエヴァの組織名や「01」などの機体のマーキングをワンポイントで刺繍やプリントを施した。パーカ(1万9,000円)、セーラーワンピース(2万9,000円)、シャツ(2万1,000円)など。「ダブルスタンダードクロージング」は、エヴァの世界観や登場メカニックを彷彿させる幾何学的な模様をプリントしたTシャツ(1万2,000円)、スウェット(1万8,000円)、パーカ(2万2,000円)を展開。
「今回はファッションイベントとしての企画なので、分かりやすくキャラをプリントするというアプローチではなく、それぞれのブランドイメージを前面に出しつつ『エヴァ』のニュアンスを取り入れたアイテムを開発した。各ブランド共『エヴァ』ファンのデザイナーがデザインしたので、センスが良く、好きな人にはたまらないデザインになっている」と前述のバイヤーはコメントする。
また、東京の新進デザイナーをピックアップするTOKYO解放区では「ハトラ(hatra)」「バルムング(BALMUNG)」「マラミュート(malamute)」がコラボレーションする他、エヴァンゲリオンの公式ファッションブランド「RADIO EVA」の商品も販売される。
同ショップのファサードとして「エヴァ」の象徴となっている太明朝体の“エヴァフォント”で書かれた「エヴァンゲリオン:伊勢丹新宿版」を製作。会場ではそのパネルをバックに初号機のヒューマンスケールフィギュアも登場予定で、撮影スポットとなりそうだ。