イタリアのニットブランド「クルチアーニ(Cruciani)」が7月12日、帝国ホテル1階に新ショップをオープンした。国内でウエアを扱うオンリーショップは同店が4店舗目。
店内には、メンズとウィメンズのウエアを取りそろえ、柔らかくサラッとした質感のリネン100%のカーディガン、肌触りの良いカシミア100%の半袖ニット、後染めでメランジのように見せたローゲージのクルーネックセーターなど、上質なニットアイテムが並ぶ。
全体的に鮮やかな色使いのニットアイテムが並ぶが、ホテル利用者の年齢層を鑑み「今後お客様の好みの商品を精選していく必要性がある」と、クルチアーニPR担当者は語る。商品価格は、ニット3万円台から、ジャケット8万円台など。
加えてアクセサリーライン「クルチアーニC(CrucianiC)」のブレスレット、鞄、スカーフなども取り扱う。
2011年に販売して以来、世界で1,500万本以上売れているというレース刺繍のブレスレット、クルチアーニCがこの夏で3周年を迎えるのを記念し、定番のクローバーモチーフから新デザイン「クルチアーニ C ブレスレット HAPPY」(各1,500円)が登場。“Happiness must be shared”を合言葉にHAPPYをシェアするという思いを込め、全15色がそろう。7月18日より、原宿、阪急うめだ本店等のクルチアーニ店舗とその他取扱店舗及び公式オンラインショップで販売する。
クルチアーニは、1966年にイタリア・ペルージャで創業されたマリタル(Maglital)社から誕生したブランド。同社はペルージャに代々続くカプライファミリーのグループ企業の一つで、グループとして紡績や染色、生地工場などを経営しているため、そこで生産される原料と、伝統的な職人の技術力、「ヤーンプリント」など新素材の開発技術を生かした商品を世に送り出している。
クルチアーニは、以前からこの伝統と格式のある高級ホテル、「帝国ホテル」への出店を望んでいたという。立地は「ゲラン(GUERLAIN)」の隣で、向かいには 「シャネル(CHANEL)」出店している。