「コム デ ギャルソン・オム(COMME des GARCONS HOMME)」が7月29日、15SSメンズコレクションショーを開催した。デザイナーは渡辺淳弥。
前半はチャコールグレーや深いネイビー、黒のスーツやセットアップスタイルがメイン。全体的に細めのシルエットで、パンツ丈は短い。細かいチェックやボーダーのシャツは淡く明るいカラーだ。素足にレザーシューズを履いたスタイリングで爽やかな夏のテーラードを提案した。
後半は、ハーフパンツのセットアップや白のステッチを効かせたインディゴのブルゾン、ボーダーのカーディガンやパンツなど。マリンテイストを含んだリラックスしたカジュアルな雰囲気。
今季の特徴は、アイテムを仕立てた後に加工を施すことで、新たな表情を作り出したこと。ベジタブルコーティングで古着のような風合いを出した綿麻のアイテム、パーカやブルゾンなどに使用されたナイロンも紙のような質感、後染めのスニーカーなどが登場した。
毎回様々なブランドとコラボレーションするコム デ ギャルソン・オムだが、今季は1035年創業のイタリアブランド「シーラップ(Sealup)」とのボンディングコートを製作した。