日本橋高島屋8階ホールでは、8月30日より展覧会「日本民藝館創設80周年記念 民藝の日本 -柳宗悦と『手仕事の日本』を旅する-」がスタートした。期間は9月11日まで。
大正末期の思想家である柳宗悦を中心に提唱された民芸運動により創設され、2016年に80周年を迎えた日本民藝館。創設以来、優れた民芸品の蒐集や保存、展覧会の活動をしてきた。同展では、民芸の黄金期であった江戸時代後期から、その命脈が保たれていた昭和時代(1950年代頃まで)にフォーカスし、同館の所蔵品を中心に、柳が日本各地で蒐集した民芸品の他、各地の民芸館の所蔵品と合わせて約170点を一堂に展示する。
同展は3章で構成され、1章は柳の収集品や日本民藝館に縁の深い作家の作品を展示する「柳宗悦について」、2章は染色家・芹沢けい介が柳宗悦の依頼で制作した作品『日本民藝地図(現在之日本民藝)』を初めて日本民藝館以外の会場で展示する「『手仕事の日本』を旅する」、第3章は日本民藝館を中心に各地の民芸館7館が所蔵する優品を併せ、江戸時代の諸工芸品の魅力を堪能できる「民藝美の精華」となっている。
【展覧情報】
「日本民藝館創設80周年記念 民藝の日本 -柳宗悦と『手仕事の日本』を旅する-」
会期:8月30日~9月11日
会場:日本橋高島屋8階ホール
時間:10:30~19:00(19:30閉場※9月11日は17:30まで、18:00閉場)
入場料:一般800円、高大600円、中学生以下無料