パリファッションウィークで発表された「サンローラン(Saint Laurent)」の13-14AWコレクション。エディ・スリマン(Hedi Slimane)が手掛けるウィメンズ第2弾は、グランジがテーマ。90年代に起きた、ストリートとハイファッションの出合いをエディ流に再現した。
ゴールドラメプリントのミニドレスや、白襟にボウタイ付きの花柄ワンピースなどガーリーなアイテムに、ボーイフレンドのワードローブから拝借してきたようなオーバーサイズのモヘアカーディガンやネルシャツ、ダッフルコートをオン。先に発表されたメンズコレクションと対になるようなスタイルを見せる。シースルーでセクシーなミニドレスにもマニッシュなテーラードジャケットやチェスターコートを合わせた。
穴が開いたレースやクリスタルのスタッズが散りばめられたチュールを組み合わせたビスチェドレスや、ライダースジャケット、赤のタータンチェックのワンピース、安全ピンやチェーンでできたネックレスなど、パンクロック要素も散見。足元は網タイツとスタッズが施されたレザーブーツ。ロックスターのようなファーコートはベビーピンク、スパンコールできらめくジャケットはコンパクトなシルエットで、若々しいスタイルとして提案している。