“爆発のアーティスト”と称される世界的な現代美術家・蔡國強(さい こっきょう、ツァイ・グオチャン)の国内では7年ぶりとなる大規模個展「蔡國強展:帰去」が、7月11日から10月18日まで神奈川・横浜美術館で開催される。
蔡國強は、火薬を爆発させてカンヴァスや和紙に画像を定着させる作風で知られ、“爆発のアーティスト”と称される。2008年の北京オリンピックでは、開会式・閉会式の視覚特効芸術監督として花火の演出を担当するなど、現代美術界でもっとも活躍しているアーティストのひとり。
本展では、横浜の風景や日本の美を取材し、横浜美術館のグランドギャラリーで大がかりな爆発をともなう“火薬ドローイング”を制作。爆破の過程は、横浜に校舎を構える東京藝術大学大学院映像研究科 桂英史研究室|geidaiRAMとの協働によるドキュメンタリー映像として、会場で公開される。
また、等身大の99匹の狼の群れを表現した、約40メートルにも及ぶ大作「壁撞き」も日本初公開される。
【展覧会情報】
「蔡國強展:帰去」
会期:7月11日~10月18日
会場:横浜美術館
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
時間:10:00~18:00 ※入館は17:30まで
(9月16日・18日は20時まで開館、入館は19時30分まで)
料金: 一般 1,500円、大学生・高校生 900円、中学生 600円、小学生以下 無料
休館日:木曜日