トルコ・イスタンブールのアーティスト、エムレ・ヒュネル(Emre Huner)の個展が日本で初めて開催される。森美術館が世界の若手アーティストを応援する「MAMプロジェクト」の一環で、「アウト・オブ・ダウト展(六本木クロッシング2013)」と同時開催。会期は9月21日から2014年1月13日まで。
ヒュネルは文明社会の危うさとその延長線上にある未来を描く作品を制作している。本展では、「ジャガーノート」(2009年)や新作を含むインスタレーションが登場。ジャガーノートは、文明の発展に伴い発達した科学やテクノロジーといった人の知恵が、皮肉にも戦争をも引き起こしたことを映像で表現している。
ヒュネルは、1977年生まれ。イタリアのブレラ美術アカデミーとオランダのライクス・アカデミー・レジダンスで学び、現在は生まれ故郷のイスタンブールを拠点に活動している。代表作は「パノプティコン」(2005年)や「キゾティック」(2011年)など。世界中で展示会を開いており、昨年はアメリカで個展、ベルギーでグループ展を開催。今年は母国でも個展を開催する。
展示会の初日の14時からはアーティストトークも開催。定員80名(予約制)、無料。申込は、8月14日11時から森美術館のウェブサイトにて先着順で受付する。
【イベント情報】
「MAMプロジェクト019:エムレ・ヒュネル」展
会場:森美術館
住所:東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー53階
会期:9月21日から2014年1月13日まで
時間:10:00から22:00(火曜日のみ17:00まで)
料金:一般1,500円、学生(高校、大学生)1,000 円、子供(4歳から中学生)500円