三谷幸喜監督の映画を数多く手掛け、世界中の映画監督から高い評価を受ける美術監督、種田陽平の展覧会が10月12日より上野の森美術館で開催される。
本展では、映画撮影におけるセット製作のための資料や、実際に撮影に使用された装飾、小道具や模型などを展示する。11月9日公開予定の三谷監督最新作『清須会議』を中心に紹介。
同作で使用した約2mの清須城の大型模型やセットの一部の他、『THE有頂天ホテル』『ザ・マジックアワー』『ステキな金縛り』で登場する名場面が美術館内に再現。また、クエンティン・タランティーノ、チャン・イーモウ、ウェイ・ダーション、キアヌ・リーブス監督らの日本未公開作品も含めた海外映画を担当した際の美術セットも用意。種田美術が一堂にそろう。
種田は、三谷幸喜監督の映画や舞台の美術の他、『フラガール』『悪人』『空気人形』『ヴィヨンの妻』などの日本映画や、海外の監督作品も手掛け、2010年芸術選奨文部大臣賞、2011年に紫綬褒章を受けている。
【イベント情報】
種田陽平による三谷幸喜映画の世界観展ー『清須会議』までの映画美術の軌跡、そして…ー
会場:上野の森美術館
住所:東京都台東区上野公園1-2
会期:10月12日から11月17日
料金:当日券一般1,300円、大学・高校生1,000円、中・小学生500円、前売券一般1,100円、大学・高校生800円、中・小学生300円