ファストファッションブランド「フォーエバー21」が4月20日、大阪・道頓堀に関西1号店を出店する。それに先だって19日には内覧会とレセプションパーティーが開かれた。
道頓堀は飲食店や土産物屋が立ち並ぶ大阪・ミナミの繁華街でファッションショップが出店することは珍しい。しかし、目前の戎橋を渡った北側にはH&M戎橋店があり、さらにその奥には北に向かって心斎橋筋商店街が広がるという立地だ。心斎橋筋商店街にはグローバルSPAも多数出店しており、ベルシュカ、ザラ(ZARA)、ジーユー、ユニクロ、H&Mなどが並ぶ。この他トミーフィルフィガーやアーバンリサーチ、ローズバッド、ジャーナルスタンダード、ローリーズファームなどのファッションショップが多数立ち並ぶ激戦区として知られる。
地上1階から3階までの売り場総面積は約1000坪。この建物はパルコの商業施設「ゼロゲート」で、「フォーエバー21」が一棟借りする形態を採る。1階が「ウィメンズ、メンズ、小物」、2階が「ウィメンズ、キッズ、デニム」、3階が「アクセサリー、シューズ、雑貨、ランジェリー、スポーツ」となっており、2階にはフォーエバー21を卒業した上の年代にターゲットを合わせたウィメンズライン「ラブ(LOVE)21」を導入した。大阪道頓堀店は渋谷店に次ぐ国内2番目の広さで、関西旗艦店と位置付け、全国では13店舗目となる。
レセプションパーティーでは同社ディレクター兼グローバル展開担当のジェイティン・マルホトラ氏が「ようやく関西にも出店することができた。今後は関西でも複数店舗を出店したい」と今後の抱負を語り、ブランド名の「フォーエバー(永遠)」と掛けて「我々の店舗をブランド名同様に末永く愛してもらいたい」とあいさつを締めくくった。
20日のオープン当日には専門学校、バンタンデザイン研究所大阪校とレコールバンタン大阪校のプロデュース製作によるオリジナルTシャツとオリジナルカップケーキがノベルティーとして配られる。