ファッションデザイナーのファティマ・ロペス(Fatima Lopes)は1965年3月8日生まれ。ポルトガル・マデイラ諸島出身。
90年にリスボンに移り住み、友人と共にセレクトショップを開店。しかし気に入った商品が見つからなかったため、92年に自身のブランドを立ち上げた。その後開催したコレクションのショーで才能が認められ、94年よりパリで年2回コレクションを発表。96年にはパリにショップをオープンした。
「女性としての美しさは”隠す”より”見せる”べき」というファッション哲学のもと、大胆なカッティングのセクシーな服を生み出し、彼女の服はジェーン・バーキンらにも愛用されている。98年よりシューズやバッグなども発売。同年リスボンに、ショップ、ディスコ&バー、アトリエ、モデルエージェンシー、モデルスクールを集めた施設をオープンした。
2000年には、ダイヤモンドとゴールドでできた「ビキニ作品」をデザインし、自らモデルを務めた。その時価は100万ドルだったと言われる。そして翌年よりジュエリーのデザインも開始。過去にはサッカーポルトガル代表の公式スーツもデザインしている他、家具やステーショナリーなど幅広いアイテムのデザインも手掛けている。