11月21日、今年のボージョレ・ヌーヴォーがいよいよ解禁となる。昨年はヒョウ被害により葡萄の収穫が壊滅的だったが、本年は通常より1から2週間程度収穫が遅れたものの、出来は上々だという。
バブル期に比べ市場は縮小傾向にあるが、近年は樽醸成など作り手の生産技術も高まっており、味のレベルも上昇。また、年に一度のイベントとして、その年の葡萄の出来に期待を寄せる根強いファンも多い。
日本橋三越本店では、老舗メゾンや注目の生産者、オーガニックなどを切り口に限定ワインを多数提案。酸化防止剤(SO2)を一切使用しないで作られる「ジャン・カリヨン」(2,730円)と、老舗メゾン・シャンピー社のおすすめヌーヴォーハーフボトル3本セット(4,725円、赤・白・ロゼ)が事前予約で完売したという。
また、通常のブルゴーニュの赤ワインと同じ製法で自然に逆らわない造りを実践して仕込んだ「メゾン・デュ・タストリュンス」(3,150円)や、平均樹齢80年以上のヴィエイユ・ヴィーニ(古木)から採れる糖度の高い葡萄を使用した「ドメーヌ・デュプレ」(2,940円)など、こだわりの製法で造られたワインが注目を集めている。
その他、通常ボトルサイズ750mlとハーフボトル375mlの中間サイズ500mlボトルで提案する「ジル・ペレーズ」(3,465円)や、オーガニックな素材と製法で造られたワインも人気だ。
フルーティーで若々しく、渋みの少ない新酒のワイン、ボージョレ・ヌーヴォーは、赤でも少し冷やして飲むのが美味しい飲み方だと言われている。初心者でも気軽に楽しめる軽快な味わいのボージョレ・ヌーヴォー。是非、今年の葡萄の出来を世界一早く確かめてみては。