銀座のメゾンエルメスフォーラムにて、フランスを代表するアーティストの1人であるクリスチャン・ボヌフォワ(Christian Bonnefoi)の日本初個展が、来月13日より開催される。
本展はミニ・レトロスペクティブ(回顧展)形式を取り、「バベル」「ユリイカ」「背中」など年代を重ねて繰り返される作品から、新作「銀座の上空の黄道十二宮の星座」まで、ボヌフォワの代表作を紹介する。会場構成は、若手建築家の中山英之が担当。フォーラムの空間を白い壁で軽やかに再構成し、作品の新たな魅力を探る。
ボヌフォワは、1948年フランス・サランドル生まれ。美術史家としてキャリアをスタートさせたが、70年にパリのグラン・パレで開催されたアンリ・マティス(Henri Matisse)展で出合ったレリーフ状の彫刻「背中(Dos)」に衝撃を受け、画家を目指す。60年代末に起こったフランスの芸術活動「シュポール/シュルパス」の影響も受けつつ、絵画の物質的側面に着眼し、透過性のある素材などを用い自立したオブジェを制作することを目標に活動。ポンピドゥー・センター始め、マティス美術館などで大規模個展を開催してきた。
【イベント情報】
「クリスチャン・ボヌフォワ展」
会場:銀座メゾンエルメスフォーラム
住所:東京都中央区銀座5-4-1
会期:12月13日から2014年2月28日
時間:11:00から20:00(日曜日は19:00まで)
入場無料