アマゾン ファッション ウィーク東京(Amazon Fashion Week TOKYO)の冠スポンサーであるAmazon Fashionのジェームズ・ピーターズ(James Peters)ヴァイスプレジデントは3月24日に会見を行い、「AT TOKYOには非常に満足している。プログラムを楽しんでもらえたと思う」などAT TOKYOの成果を強調した。
会見はIMGキャサリン・ベネット(Katherine Bennett)シニアバイスプレジデント&マネージングディレクターの来日を機に行われたもの。日本ファッション・ウィーク推進機構の三宅正彦理事長も出席した。
AT TOKYOはスポンサー活動の一つとして今年3月からスタートしたプロジェクト。Amazon Fashionが独自の目線でセレクトした注目の東京ブランドを集めた"AT TOKYO"STOREで新作アイテムを購入することができる。今シーズンはウィーク中にショーやイベントなども行い、東京の文化とファッションを混合させたスタイルでブランドを紹介した。
ジェームズ・ピーターズヴァイスプレジデントは「今回は先端的な人たちに向けたグローイング ペインズ(GROWING PAINS)、ストリートに向けたベドウィン アンド ザ ハートブレイカーズ(BEDWIN & THE HEARTBREAKERS)、エレガントできれいな服を作っているハウスコミューン(House_Commune)の3ブランドを選んだ。今後もプロジェクトを継続し、新たな東京ブランドを紹介したい」と語った。
また、3年ぶりに来日したIMGキャサリン・ベネットシニアバイスプレジデント&マネージングディレクターは「ニューヨークのファッションウィークも(シーナウ、バイナウなど)ショーやプレゼンテーションの方法を模索しているが、アマゾンが参加したことによって東京のファッションウィークは大きく変わったと感じた」とコメント。
三宅理事長は「B to Cと若手育成の二つを柱にしている。一般の人たちに向けたパーティーなどを開催することで認知度は向上していると思うし、今後も一般の人を巻き込んだ取り組みを続けていく。サルバムがLVMHの最終選考に残るなど世界で活躍することができるようなブランドも出てきている」と分析。その上で、今後については「開催時期なども含めて模索しているところたが、パリコレ以外のファッションウィークは変わっていくと思う。ただし、こうした動きや取り組みは主催する我々日本ファッション・ウィーク推進機構が決めるというよりもデザイナーや一般の声に合わせて変わっていくものだと思っている。これからもデザイナーや一般のニーズに対応していきたい」と話した。