近年のNYコレクションでデビューを果たしたデザイナーのなかで最も注目度の高いといっても過言ではないグレッグ ローレン(Greg Lauren)の日本初のポップアップショップが3月19日、表参道の「スーパー ドット マーケット(SUPER dot MARKET)」にオープンする。同イベントに合わせ、本人も初来日。空間デザインもグレッグが手掛ける。
ラルフ・ローレンの甥っ子という話題性だけでなく、俳優、画家、彫刻家などまさに天賦の才能を授かったかのようなグレッグ ローレンは2011年にバーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)で販売をスタート。ヴィンテージのミリタリーアイテムや素材やパーツをリメイクし、アメリカンヒーローや、ムービースターからインスパイアされた新たなアイテムを誕生させ、ジャケットやシャツ、タキシードなどがアートピース的な作品として話題を集めた。
その顧客としてブラッド・ピット(Brad Pitt)、クリス・マーティン(Chris Martin)、レニー・クラヴィッツ(Lenny Kravitz)、カニエ・ウエスト(Kanye West)、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)、ルビー・ローズ(Ruby Rose)などが知られている。
2014年9月にニューヨークファッションウィークでランウェイデビューを果たし、そのスタイルはグローバルに認知され、現在全世界60店舗以上で販売されており、日本国内ではこれまで伊勢丹新宿店、キャバン・ハヤマ(CABaN HAYAMA)などで展開されている。
ミリタリーテントやパラシュート、ダッフルバッグなど様々な素材をディストレストド、スプレーなどの後加工で独自の世界観を作り上げていくコレクションは、折から注目を集めているオーガニック、西海岸のライフスタイルをラグジュアリーに昇華。ショーのプレゼンテーションを含め、毎シーズン高い評価を得ている。16SSコレクションは帽子やストール、アクセサリー、ジュエリーまで拡大しており、今回のポップアップもメンズ、ウィメンズの両ラインが展開される。
Text: 野田達哉