三越伊勢丹ホールディングスは、11月1日から3日の3日間、農林水産省が推進する「農業女子プロジェクト」の趣旨に賛同し、プロジェクトの取組みの一つとしてイベント「イセタン“スタイリング マルシェ”」を伊勢丹新宿店本館屋上アイ・ガーデンで開催する。
農業女子プロジェクトとは、女性農業者が日々の生活や仕事、自然との関わりの中で培った知恵を様々な企業と結び付け、新たな商品サービス、情報を社会に広く発信することを目的に2013年にスタートした企画。三越伊勢丹ホールディングスでは、「想いを“伝えたい・学びたい・届けたい”プロジェクト」をテーマとして掲げ、食や暮らしと深く結びつく百貨店だからこそ出来る提案に取り組み、農水省・他企業との協業で日本の農業が抱える問題解決の一助になることを目的に、今年から参画している。
本イベントでは、農産物を販売するだけではなく、ライフスタイルを基軸に顧客に様々なな『農業』の価値をアピールしていく。農業女子メンバーには作り上げた農産物(クリエーション)の紹介・表現の場が提供され、消費者には、農業をより身近に、深くスタイリッシュなものとして知っていく“きっかけ”になるような企画が用意された。
食品以外では、婦人、婦人雑貨、ベビー子供、リビングが対象となっており、ウエアや雑貨、キッチン用品、コスメ、家庭菜園セットなどを販売。農業女子達による接客や、農業女子の野菜や果物を使用したフードメニューの提供、ワークショップやトークイベントなども予定されている。
マルシェ参加の農業女子メンバーは、山形ガールズ農場の菜穂子さん、四季の果実 長沼果樹園の長沼由紀さん、貫井園の貫井香織さん、NOTO高農園の高博子さん、みのり農園の高橋佳奈さんの5人。
山形県上山市で洋梨を中心とした果物を生産している長沼さんは、「マルシェは農業にご縁がないような人たちへもアプローチが出来、足を運んで下さった方々とのお話も楽しめる。その場で直に反応や意見を得られるのもとても貴重な経験。出店者の輪も広げられるのも魅力」と話す。
また、埼玉県入間市で原木椎茸や緑茶の生産を行う貫井さんは、「伊勢丹は東京で最も有名な百貨店であり様々なコラボレーションもしているので、きっと楽しいイベントになると思い参加を希望した。買い物だけでなく食べて寛いでといった今までにないマルシェを楽しんでいってほしい」と語る。
初日の11月1日13時からは開催セレモニーも実施。農業女子メンバーの紹介やプロジェクトの説明なども行われる予定。