ボリオリ(BOGLIOLI)がメンズ、レディスのクリエイティブディレクターとしてダヴィデ・マレッロ(Davide Marello)の就任を発表した。ボリオリがクリエイティブディレクターを起用するのは初めてのこと。ダヴィデによるニューコレクションは1月に行われる2016秋冬ミラノメンズコレクションで発表される。
ボリオリは昨年からそれまでコレクションを発表してきたフィレンツェのピッティ・ウオモから、ミラノメンズの期間中にミラノでのプレゼンテーションに変更しており、ミラノに旗艦店もオープン。今年9月には東京・丸の内にも日本1号店となる旗艦店を出店し、その時に来日していたジョバンニ・マヌッチCEOは「ボリオリの誇るイタリアの伝統的なテーラーリングの技術をより広く、モダンに提案していく挑戦を現在考えている」と話しており、ブランドのトータルな発信力の強化が急がれていた。
今回の発表では「我々の顧客は、ボリオリのジャケットのモダンでタイムレスな点を評価してくれている。しかし、急速に変化する現代においてブランドの歴史や価値をより深く知りたいという人が増えている。今回のクリエイティブディレクターの起用により、さらなるブランドの革新とエクセレンスとエレガントを深めていきたい」とコメントしている。
新ディレクターのダヴィデ・マウロはミラノ在住。祖母が裁縫師だったという影響から、早くからファッション業界のキャリアをスタート。ジョルジオ・アルマーニでキャリアを積み、グッチで9年間メンズのフォーマルの責任者を務めた。
Text:野田達哉