女優のナオミ・ワッツ(Naomi Watts)は1968年9月28日生まれ。イングランド・ショアハム出身。
14歳の時に家族とともにオーストラリアへ移り住んだのち、演劇学校で演技を学んだ。生計を立てるために演劇活動を休止し、日本でモデルとして活動した。帰国後は、デパートでファッション雑誌のアシスタントを務め、徐々に演劇活動を再開していく。
1986年の『フォー・ラブ・アローン』で映画デビューするが、その後、長い下積み時代が続いた。2001年にデヴィッド・リンチ(David Lynch)監督の『マルホランド・ドライブ』の主役に抜擢され、全米批評家協会賞の主演女優賞など、多くの映画賞を受賞。更に、02年には日本映画『リング』のリメイク作品『ザ・リング』に主演し、名実ともにスターの仲間入りを果たす。03年の『21グラム』と、12年の『インポッシブル』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされているが、受賞は逃している。
私生活では、07年に俳優リーヴ・シュレイバー(Liev Schreiber)と結婚し、2人の息子を儲けている。また、オーストラリアの演劇学校でクラスメートだったニコール・キッドマン(Nicole Kidman)とは、現在でも深い親交がある。
来月18日公開の映画『ダイアナ』では主演を担い、元英国皇太子妃・ダイアナを演じた。本人が着用していたドレスが実際に使用された他、ファッションブランド「トッズ(TOD’S)」や「ショパール(Chopard)」「ヴェルサーチ(Versace)」「ディオール(Dior)」などが衣装提供したことでも話題となっている。