伊勢丹新宿本店メンズ館は、9月10日にリモデルから10周年を迎えるのを記念して、11日から様々な企画をスタートする。
目玉企画の「ブラックウォッチ・シャワー」では、1968年にショッピングバッグに採用されて以来イセタンメンズのアイコンとなったブラックウォッチ柄の限定アイテムが登場。
ラインアップは、スーツやカジュアルウエア、雑貨まで50以上。「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」はフードとベストが着脱可能なレイヤードジャケット (6万9,300円)、「ダニエル&ボブ(Daniel & Bob)」はトスカーナの老舗タンナーであるモンタナ社と開発したレザーにブラックウォッチ柄をプリントした2ウエイのトートバッグ(9万4,500円)、「サイ(Scye)」は、日本を代表する素材メーカーである小松精錬の転写技術「モナリザ」用いてブラックウォッチ柄をプリントしたブルゾン(3万9,900円)、「ルトロワ」と「インバーアラン」はブラックウォッチ柄のカーディガン、「イソップ」はスキンケアの限定パッケージ、「イッセイミヤケ」「アニエスベー」「プリングル」「ジョセフ」「ハイドロゲン」などもベストセラー商品のブラックウォッチ柄を発売する。
また、2・3階では全25ブランドのとコラボレーションし、ドレスアップスタイルを提案する企画「ブラック・タイ・クリエーション」を実施。「トム・フォード(Tom Ford)」は、通常フルオーダーでしか作る事ができない「ホワイト・タイ・コレクション」を日本人の体型に合うように型紙から作り直し、コンパクトなシルエットにリモデル。テールコート(58万8,000円)なども初めて既製服として販売する。他の参加ブランドは、「タカヒロミヤシタザロソロイスト. ( TAKAHIROMIYASHITATheSoloIst.)」 や「クリスヴァンアッシュ(KRISVANASSCHE)」「カラー(kolor)」など。タキシードやコートまで付随する雑貨も含めてトータルに提案される。
インターナショナルクリエーターズは次世代クリエーターのジェンダーレスな提案を図り、フェミニン編集にアプローチ。女性デザイナーのメンズ、ウィメンズブランドのメンズなどを集積。サラ・バートンが手がけるアレキサンダー・マックイーンのステンドグラスシリーズなども並ぶ。
更に、こだわりの腕時計がそろう「ウォッチアラウンド」が8階にオープン。「エスプリマ(ESPRIMA)」のワイディングマシン(7万7,700円)を始めとする、時計関連のアイテムも取り扱う。地下1階にはバッグや財布、ベルトなどレザーアイテムの修理やメンテナンスが受けられるカウンターが新設。メンズ館のバイヤーがセレクトした雑貨やアクセサリー、ウエアなど多彩なアイテムが集まったカタログギフトも登場する。
メンズ館は2003年にリモデル。この10年間で、東京の百貨店業界紳士部門の売り上げ3割を同店が占めるほどビジネスを拡大している。また、10周年に先駆け、ソーシャルファッションサイト「イセタンメンズネット」も28日にオープンした。