東京の都内各所にて4月13日から22日まで、フランスの生活美学やノウハウ、イノベーションを紹介するイベント「ボンジュール フランス」が今年も開催される。
昨年に続き第2回目の開催となる同イベントは、フランスの魅力を日本の人々に発見してもらうことを目的に開催されるもの。“ショッピング”、“ガストロノミー”、“カルチャー”、“アール・ドゥ・ヴィーヴル、暮らしの美学”の4つをテーマに、都内各所で様々な企画を行っていく。
4月13日から19日までは伊勢丹新宿店本館6階・7階の催物場にて、“ショッピング”がテーマの「フランスウィーク」を開催。「フランスウィーク」は今回で第11回目を迎える伊勢丹新宿店の恒例イベントとなっており、「ボンジュール フランス」との合同開催は2回目となる。今回はトップクオリティーのオイル専門店として知られるア・ロリヴィエ(A L’OLIVIER)など100ブランド以上の食品や飲料、リビンググッズなどのフランス製品の数々を販売。ズィガ・リン・ランドリー(ZYGA)や、ブラン・デ・ヴォージュ(BLANC DES VOSGES)などのブランドが出店する他、本場のシャルキトリー文化を気軽に楽しめるフードコートも登場する。また、ノルマンディー、ミディ・ピレネーの地方都市ブースも併設し、フランスの地方文化についても紹介する予定だ。
“ガストロノミー”をテーマとしたイベントでは、4月15日に渋谷のTRUNK(東京都渋谷区松濤1-5-4)にてワインテイスティングイベント「ボルドーワインとフードのマリアージュ」を開催。世界中で愛されているバロン・フィリップ・ド・ロスシルド社のワインと、ワインに合う様々な料理のマッチングを楽しむことができる。また、4月20日、21日には、バカラとシャンパンの有名メーカー・テタンジェの提携イベント「シャンパンナイト」を丸の内のB bar Marunouchi(千代田区丸の内3-1-1 国際ビル地下1階・1階)、六本木ヒルズ けやき坂通り1階のB bar Roppongiで開催。シャンパンとアペリティフの特別なセットをゆっくりと楽しむことができる。
“カルチャー”がテーマのイベントとして、4月14日にはアンダーズ 東京にて「交差する視線:フランス人アーティストと日本での創造」を開催。京都にあるアーティスト・イン・レジデンス、ヴィラ九条山の15年のレジデントであったアーティストのネリー・ソニエとフランソワ・アザンブールをゲストに招き、ふたりのインタラクティブな対話を通じて芸術家たちの創造活動に対する日本美術の影響を解き明かす。4月21日には千代田区の三菱一号館美術館にて「PARIS オートクチュール」展のプライベートビューイングを開催。同展では、シャネル(CHANEL)、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)、バレンシアガ(BALENCIAGA)、イヴ・サンローラン(Yves Saint-Laurent)といったオートクチュール業界の一流デザイナーのオリジナル作品130点が展示される。
このフランスの生活美学を祝う10日間のイベントを締めくくるのは、4月22日に新宿にあるアンスティチュ・フランセ東京の中庭で行われる「東京でのギャンゲット」。“ギャンゲット”とは、パリ郊外のレストラン、または野外酒場のこと。1950年代に衰退したもののここ数年でまた流行りだし、アコーディオンの調べにのせてマルヌ川のほとりでワルツやタンゴなどが踊られている。今回開催される東京でのギャンゲットでは、フランスのロックグループ、カミーユ・ヴァシュロールとトラクトゥール・ア・ディーゼルが登場。シャンパンバーでシャンパングラスを傾けつつ、60年代、70年代、80年代といった時代や、ロック、ブルース、フレンチポップといったジャンルを超えた様々な音楽を楽しむことができる。