グラフィックアーティストのジェフ・マクフェトリッジ(Geoff McFetridge)が、スパイク・ジョーンズ監督の4年ぶりの最新作『her/世界でひとつの彼女』にて、グラフィックデザインを担当した。
同作は、ロサンゼルスを舞台に、主人公セオドア(ホアキン・フェニックス)と最新AI(人工知能)型OSのサマンサ(声/スカーレット・ヨハンソン)が“ありえない恋”に落ちていくラブストーリー。孤独なセオドアは、OSであるサマンサを携帯端末にインストールし持ち歩く。恋心という普遍的なテーマを、遠くない未来を舞台に描き、第86回アカデミー賞で脚本賞受賞した。
セオドアとサマンサを繋ぐ重要なアイテムである携帯端末のインターフェイスやコンピューターデバイス、ロサンゼルスの地下鉄マップなどのデザインを手掛けたのが、ジェフ・マクフェトリッジ。劇中に登場するそれらのグラフィックにも注目だ。
マクフェトリッジは、09年公開のスパイク・ジョーンズ監督作品『かいじゅうたちのいるところ』のタイトルシークエンスやビジュアルイメージも担当。その他「ペプシ(PEPSI)」のキャンペーンや「ナイキ(NIKE)」のスニーカーデザインなども手掛け、昨年は日本で個展を開催し好評を博している。
『her/世界でひとつの彼女』は6月28日、新宿ピカデリー他全国にてロードショー。