パリのメンズファッションウィークで発表された、「ミュグレー(MUGLER)」の2013-14年秋冬メンズコレクション。
西洋の伝統と、アジアのポップカルチャーとテクノロジーがミックスされたスタイルを披露。そこには、クリエーティブディレクターのニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)のモダンで都会的な感覚に、メンズヘッドデザイナー ロマン・クレーメル(Romain Kremer)のエレクトリックなフューチャリズムがミックスされ、「ティエリー ミュグレー(Thierry Mugler)」というメゾンの40年の歴史へのリスペクトが込められている。
カラーパレットは黒やグレイなどダークトーンをメインに、ケミカルブルーやアシッドピンク、ネオングリーンが鮮烈なコントラストを放つ。キーアイテムは、飛行士やミリタリーのユニフォームからインスパイアされた、マオカラーのジャケットや防弾チョッキ風ベスト、パットやボンディング素材を使って形作られたフライトジャケットやボンバージャケットなど。三角がモチーフのグラフィックデザインが、デジタル世界の戦士のようなスタイルを象徴する。シャープなシルエットのテーラードのスーツやコートにも、カラフルなニットを合わせることで首元に鮮やかなVラインを描き出した。
ボトムスはワイドなジョッパーズ。ギザギザソールのコンバットブーツやレースアップブーツは、フランスの名門ブーツメーカー「パラブーツ(Paraboot)」が手掛けている。
ミュグレーのメンズコレクションでは、3シーズンに渡り新鋭のアーティストとコラボしてきたが、今季はK-popの人気グループBIGBANGのリーダーG Dragonによるスペシャルトラック「I am MUGLER」がショーを盛り上げた。