武蔵野美術大学出身のクリエーティブユニット「東京わにデパート」のインスタレーション「おまつりの国のアリス」が伊勢丹新宿店2階イセタンガールギャラリーで開催されている。8月6日まで。
テーマは「お祭り」。アリスが迷い込んだ世界は、夏のハートの女王に支配された「おまつりの国」だった、という設定の下、アリスが白ウサギを追いかけるシーンから始まり、お飲みなさい、3月ウサギのお茶会、女王の輪投げ試合など、『不思議の国のアリス』の有名なシーンがお祭りモチーフで再現されている。展示されている作品の一部は購入も可能。
東京わにデパートは、武蔵野美術大学空間演出デザイン学科出身の穂坂圭佑と、同大学の建築学科出身の梅北未央が2009年に結成。11年より籐(とう)を使用した立体作品を制作。ヘッドドレスやディスプレイを始め、籐に木材や金属などを組み合せたインテリアや什器の制作も行い、空間全体のデザインも手掛けている。
過去には子供服ブランド「おじさん(OJISUN)」や香港のファッションブランド「ボッシーニ(bossini)」などと協業。今年3月にはミキリハッシン山口壮大ディレクションによる伊勢丹立川店のイベント「お花見に、いこう!!」で空間演出として参加している。
今回のインスタレーションについて、「不思議な国に迷い込んだアリスの気分でオリジナルな世界観を楽しんでほしい」と穂坂さんと梅北さんは説明する。