英ブランド「マルベリー(Mulberry)」が、2013年春夏キャンペーンをリリースした。
クリエーティブディレクター、エマ・ヒル(Emma Hill)の最新コレクションに起用されたエーテルのような色彩に影響を受けた本キャンペーンの目玉は、新しいコレクションのキールック。ドレスや新鮮なプリントデザインにレイヤードされたクラシックなアウターウエアやレザーワーク、そしてイギリスを代表するテーラリングやコート、ケープが見られる。機能性の高いウィロートートは2013年春夏キャットウオークで初登場。セシリー、セシリーフラワートート、オーストリッチバージョンのベイズウォーターなど「マルベリー」のアイコンも印象的に散りばめられた。
本キャンペーンは、ロンドン郊外に位置するジョージアン様式の無人マンション内で世界的なファッションフォトグラファー、ティム・ウォーカー(Tim Walker)が撮影。セットデザイナーのショーナ・ヒース(Shona Heath)が、コレクションでも使用されたシャーベットカラーを基調として、万華鏡のような風景を作り上げた。アートディレクターのルーニー・コーク・ニューハウス(Ronnie Cooke Newhouse)は「海の中の月面のようなイメージ。世界のどこかにはあるかもしれない、夢のような情景」、ブランドディレクターのジョージア・フェンドレィ(Georgia Fendley)は「サンゴ礁や月面のような情景にインスパイアされた、パウダリーパステルカラーでできた夢の光景」と表現している。
ティムは今回モデルを風景の一部として撮影するよう心掛けたという。モデルを務めたメーガン・コリソン(Meghan Collison)に対し「強く、自信があり、夢のような風景にも負けない彼女は今回のキャンペーンにおいてパーフェクトなチョイスだった」と語る。