「ジバンシィ(GIVENCHY)」は5月16日、日本初の路面旗艦店を東京・表参道の「ワン(ONE)」(東京都港区北青山3-5-29)にオープンした。
地下1階、地上2階、広さ392平方メートルのストアは、パリのフォーブル・サントノーレ28番地にあるフラッグシップショップを更に進化させた、官能性やネオクラシック主義がコンセプト。中央に用いた十字架をモチーフとしたファサードは、特殊加工したステンレススチールに網目状のアルミニウムをプラス。パネル両側には高さ11mの1枚ガラスが嵌め込まれ、パネルとのコントラストを醸し出す。1階でアクセサリー、2階でウィメンズ、地下1階でメンズを扱う。
ブティック内には、オートクチュールのデリバリーで使用されるジバンシィ・ボックスからインスパイアされた焦がし加工を施した黒いオーク材からなる、小部屋サイズのボックスを五つ設置。ウィメンズ及びメンズウェア、アクセサリーがそれぞれに展示され、1階アクセサリーと2階のウィメンズウエア用ボックスには白大理石とカラカッタ大理石、地下のメンズウエアにはグレーの火山岩を貼り巡らし、アクセサリー用ディスプレイにはカラカッタ大理石の棚と雫型のカラカッタ大理石やゴールド・プラスの什器を使用。床は、ジョルジュ・サンク大通りのメゾンを想起させるヘリンボーン状オーク材。
当ストアでは、ウェアやバッグ、シューズ、その他アクセサリーを展開。オープンを記念して、モノクロバージョンのフラワー・カモフラージュプリントのウィメンズバッグ「パンドラ(PANDORA)」を限定発売。内ポケットには、表参道店限定商品であることを証明するシリアルナンバーを刻印したメタルプレートが付属する。
15日に行われたオープニングレセプションには、デザイナーのリカルド・ティッシの他、ナオミ・キャンベル、アンナ・デッロ・ルッソ、ジャン・ジャック・ピカール、菊地凜子、田中杏子など多くの著名人が顔を出した。