ペルーの国民的ヒーローである料理人のガストン・アクリオの素顔と、食で国を変えたその情熱に迫るドキュメンタリー映画『料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命』が、11月14日より公開されることが決定。ポスタービジュアルもこのほどお披露目となった。
国のアイデンティティーの最も重要な要素のひとつであり、人々の生活を向上させ、国をまとめる力を持つ“食”。同作では、政治家でも革命家でもないにも関わらず、“母国の素晴らしい文化を世界へ発信する”という揺るぎない夢と情熱を持った結果国自体に大きな革命をもたらしたひとりの料理人・ガストン・アクリオの素顔が描かれている。
ガストン・アクリオは1994年に25歳で妻と2人で母国にレストラン「アストリッド&ガストン」をオープンし、その類まれなる料理を多くの人に提供することで国と人を救ってきた。また、ただ料理人というだけでなく、食物とその生産者への感謝と救済を忘れず、また、貧しい子どもたちでも学ぶことが出来る料理学校を設立するなど、“美食”というカテゴリーを超え、国家と人々に誇りと希望を与え続けてきた。
同作には、世界中のレストランの中からベスト50を選ぶ「The World’s 50 Best Restaurants」でトップ10に名を連ねる料理人レネ・レゼッピ、マッシモ・ボットゥーラ、アレックス・アタラなども出演する他、ペルーで食材の生産に関わる人々や、学校で料理を学ぶ子どもたちなど、ガストン・アクリオを取り巻く人々が登場する。
なお、同作は10月31日から11月13日にかけて開催される「第6回東京ごはん映画祭」での先行プレミア上映が決定している。
映画『料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命』は、11月14日よりシアター・イメージフォーラム他、全国にて順次公開。