ベルギーのチョコレートの中でもオートクチュールと呼ばれる「ビーバイビー.(B by B.)」が日本に初上陸し、11月下旬東京・銀座に直営店をオープンする。東京都中央区銀座3-4-5。店舗面積約73平方メートル。
ベルギーのミシュラン二つ星レストラン、バルトロミューズのシェフであるバルト・デスミットとショコラティエのヤン・ヴェルレイエが、ベルギー北部の伝統的なお菓子である塩キャラメルからヒントを得て、生み出した同ブランド。日本では三交クリエイティブ・ライフが輸入・販売する。
今回オープンする直営店は日本のフラッグシップストアであり、海外初の路面店となるもの。ショップデザインは「ネンド(nendo)」の佐藤オオキが手掛ける。
現在は直営店であるベルギーのブルージュやアントワープ、ロンドンのハロッズなどで販売しているが、銀座店ではチョコレートの販売スペースと共に、世界に先駆けてイートインスペースも併設。バルト・デスミットのオリジナルレシピによるオリジナルデザートやベルギーの最高級コーヒーブランド「ヴァスコベロ(VASCOBELO)」も提供する。
フレーバーの違いを感じて欲しいという狙いからチョコレートの形をすべて同じにしていることなどが特徴のビーバイビー。チョコレートはブラック、ミルク、ホワイトの3種類。中にはそれぞれのチョコレートとの相性を考えたフレーバーが入っている。フレーバーは現在28種類。日本ではパッケージは3種類。5個入りのスリーブ1,300円、10個入りのアソートコレクション2,600円、5個入りのスリーブが5個入ったボックス6,500円を展開。また、銀座店のオープンを記念して、味噌、柚とわさび、スダチなど、日本の食材からインスピレーションを得たジャパンエディション3種を世界同時発売する予定。
9月18日、東京・麹町のベルギー王国大使館で行われたプレスレセプションで三重交通グループホールディングスの岡本直之社長は「将来はビーバイビーのチョコレート事業がグループにおける輸入事業の中核になることを期待している」とあいさつ。ベルギー本社のセドリック・フレイク国際事業部セールスマネージャーは「海外進出にあたって日本を選んだ。日本でも成功すると期待している」と話した。
日本では銀座店の他、百貨店での催事販売なども検討している。