「コール ハーン(Cole Haan)」が、「コール ハーン銀座本店」をグランドオープンした。住所は東京都中央区銀座3-4-12。同店は、同ブランドの新コンセプトを導入した世界初の旗艦店となる。
インディゴブルーのタイルを使った外観が目を引く同店は、面積約182平方メートル。三つのスペースに区切って店内を構成し、ソファやテーブル、絵画や植物などが飾られ、友人の家に招かれたようなリラックスした空間を作り上げた。
86年目を迎えた今シーズンから、ライフスタイルブランドへとリブランディングし、ロゴもリニューアルしたコール ハーン。同店では、主力であるメンズ・ウィメンズのシューズを始め、バッグやアクセサリー、ジュエリー、アウターウエアなど幅広い商品をラインアップしている。デザインチームの再編に伴い、シューズはラスト(靴型)から刷新し、バッグや革小物の展開も拡充。今後もウエアやフレグランス、サングラスなどとアイテムを増やしていく予定だという。
また、国内では同店のみの取り扱いとなる、カモフラージュ柄のハラコパンプスやフラットシューズ、ショートブーツ(以上ウィメンズ)、黒のパテントレザーとバイカラーのローファー(以上メンズ)を発売。7月に世界同時発売され話題となった「ゼログランド」もバリエーション豊富に取りそろえる。
また、同ブランドは今シーズンより、作家アーネスト・ヘミングウェイ(Ernest Miller Hemingway)の曾孫にあたる、女優でモデルのドリー・ヘミングウェイ(Dree Hemingway)を広告キャンペーンに起用。ドリーは今後は広告だけでなく、商品開発などにも携わって行く予定。コール ハーン グローバルクリエーティブディレクターのウォーカ・マクィリアムは彼女について「ドリーはタイムレスで個性的。彼女の好奇心やクリエーティビティは周りの人をとりこにする。彼女は今の時代のパーフェクトなミューズ。そんな彼女の上品さと美しさを取り入れたコレクションをともに作れるのが大変楽しみ」とコメントを発表している。
コール ハーンは、他店舗も順次同じコンセプトのもとにリニューアルを進める予定。アジア市場の開拓にも積極的に取り組んで行く。「86年という歴史をとらえつつも新しいものを生み出していく、伝統と現代性を併せ持つ革新的なブランドであり続けたい」と広報担当者。