ミュージシャンのアヴリル・ラヴィーン（Avril Lavigne）は1984年9月27日生まれ。カナダ・オンタリオ州出身。

幼い頃から教会でゴスペルを歌い、12歳の頃には独学でギターを演奏。14歳でカナダ人歌手のシャナイア・トゥエインによるコンサートツアーに参加するなど、子供の頃から音楽活動を続けていた。その後、アリスタ・レコードA&Rと契約すると、彼女は単身アメリカへと移住。02年に発表したファーストアルバム『Let Go』は、初登場でビルボードの8位を記録し、その後2年足らずで1,500万枚を売り上げた。グラミー賞でも8部門にノミネートされ、若きロックシンガーとして世界に知られる存在となる。

04年にはセカンドアルバム『アンダー・マイ・スキン』を発表し、世界13ヶ国で1位を獲得。アメリカでは800万枚、日本でも200万枚という記録的なアルバムセールスを打ち立てている。その後も、07年には『ベスト・ダム・シング』、11年には『グッバイ・ララバイ』、13年には『アヴィリル・ラヴィーン』と次々にアルバムを発表。世界中の音楽チャートで新たな記録を打ち立て、ワールド・ミュージック・アワードやジュノー賞など数々の音楽賞を受賞している。

06年にはトリノオリンピックで、10年にはバンクーバーオリンピックでライブパフォーマンスを披露。冬季オリンピックに2大会連続で登場という快挙を達成する。また、06年にはアニメーション映画『森のリトル・ギャング』で声優を担当。翌年にはハリウッド映画『消えた天使』に出演するなど、女優としても活躍中。08年には自らがデザインを手掛けるライフスタイルブランド「アビードーン（Abbey Dawn）」を設立。スカルやゼブラなどをモチーフに、大胆かつカラフルなスタイルのアイテムを発表している。09年には新たにフレグランスブランド「ブラック スター（Black Star）」もスタートさせた。

私生活では05年にロックバンド「Sum 41」のボーカル、デリック・ウィブリー（Deryck Whibley）との婚約を発表するが、09年に破局。12年にはミュージシャンのチャド・クルーガーと再婚している。