イタリア・ヴェネツィアにアトリエを構え、わずか10年でグローバルブランドに成長した「ゴールデン グース デラックス ブランド(GGDB)」の旗艦店が東京・南青山(東京都港区南青山5-5-6)にオープンした。
アイコンアイテムのスニーカーを足掛かりに、デニムに代表されるアメリカンビンテージの世界観をイタリアの伝統的な仕立てで再解釈。さらにヴェネチアビアンナーレとのコラボレーションなどアート界とのコネクションで、本格的なライフスタイルブランドに成長。現在、世界各地のセレクトショップを中心に500店舗以上で展開されており、今回の東京店はミラノに続く2号店となるフラッグシップストアで、年内にアムステルダム、パリのオープンが計画されている。
同店は5層からなり、売り場面積は201平方メートル。コンクリートの打ち放しに同ブランドを代表する星とストライプのグラフィックのガラス張りのファサード。地階にはスポーツウエアとステーショナリーで構成される同ブランドのセカンドライン「ハウス ゴールデン グース デラックス ブランド(HAUS GOLDEN GOOSE DELUXE BRAND)」が展開され、文具はファーバーカステル社やロットリング社に加え、日本のトンボ鉛筆とのコラボアイテムも販売されている。
ブランド名の由来はイソップ寓話の『ガチョウと金の卵』。ヴェネツィア出身のフランチェスカ・リナルドとアレッサンドロ・ギャッロの2人が2000年に立ち上げ、ヴェネツィアの古い鋳物工場を購入し、ヴェネツィアの職人技術の背景を生かしたものづくりで年々評価を獲得。そのきっかけとなったのは2005年のラルフ ローレンのショップでのブーツのプレゼンテーション。毎シーズン趣向が凝らされ製作されるルックブックやカタログも秀逸で、今シーズンはメンズコレクションが「ワードローブ」をテーマにクラシックなアイテムにスニーカーでドレスダウンしたスタイル、ウィメンズは「スケートパーク」をテーマにメンズのワードローブをフェミニンに着こなすスタイルを提案している。